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ビタミンCが浸透しにくい理由

      2016/03/04

pixta_17982780_S今や化粧品成分として欠かせないビタミンCですが、実は化粧品に配合されるようになってからわずか十数年の歴史しかありません。ビタミンCの抗酸化力をはじめとして、多岐にわたる優れた効能効果があることは、いろいろな学者の研究ですでにわかっていました。

しかし、ビタミンC(アスコルビン酸)は繊細で、酸・アルカリにも弱く、熱や光や酸素によっても破壊されてしまう性質があります。そのため、他の酸性成分やアルカリ性成分とも混合することも多い化粧品を製造するのは難しく、さらに商品として流通や保存する場面でも避けられない温度変化や光にさらされるリスクもあり、ひと昔前は商品化が困難でした。

 

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そんな不安定要素の多い物質であるビタミンCは、化粧品には配合不可能という意見まであったようですが、研究を重ねて化粧品配合が可能なまでに安定化が進んだわけです。十数年前に商品化された初期の頃のビタミンC化粧品には、いろいろな問題点がありました。はっきり言って効果がないものです。

ひとつは、商品として使用する時にはすでにビタミンCの酸化が進んで抗酸化力を失っている商品。

もうひとつは、肌に塗布してもほとんど浸透していかない商品。

そしてもうひとつは、誘導体(ビタミンCを他の物質と化学的にくっつけて安定・浸透をよくする)という技術でビタミンCを安定させたものの、安定し過ぎてしまい、効果のあるアスコルビン酸に変換されない商品。

そのいずれもビタミンC配合化粧品ではありますが、ビタミンCとしての効果はほとんど期待できないでしょう。しかし、嬉しいことに、近年ではビタミンCを有効なまま肌に届ける研究がどんどん進み、しっかり浸透させる方法が確立されています。

ビタミンCを肌の奥まで届けるには?

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とはいえ、ビタミンCはそのままの状態では肌の深部(真皮層)にまでは浸透していきません。なぜならばそれは分子の大きさが問題なのではなく、ビタミンCが水溶性の物質だからです。肌の表面は毛穴を通して分泌した皮脂膜で覆われ、肌を乾燥から防いでいます。さらに肌の内部も細胞と細胞の隙間を埋めているのは、セラミドなどの脂質でできた間充物質です。脂は水をはじくわけですから、水溶性であるビタミンCはとても浸透しづらく、そのままの状態では真皮層には届かないのです。では、どうしたら届けることができるのでしょうか。

ビタミンC誘導体

ビタミンC化粧品といわれる商品によく配合されているので、この名称を目にしたことがあるひとは多いでしょう。ただし、ビタミンCそのものではなく、肌に浸透させやすいように改良された物質で、角質層まで浸透し、肌に吸収されてからビタミンCに変化するという優れものです。タイプとしては「水溶性」と「脂溶性」の2種類があり、前者は表皮に近い部分で、後者は肌の奥まで浸透し、それぞれ効果を発揮します。最近では「APPS」といった、水溶性と脂溶性双方の特質を併せ持つ新型ビタミンC誘導体も開発されています。

イオン導入

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ビタミンC誘導体を、化粧品よりもさらに届けやすくする方法です。イオン導入は美容クリニックで施術を受けられますが、最近では自宅で使える美顔器としても販売されています。どうやって浸透させるのかというと、肌がプラスイオン(陽イオン、酸性)とマイナスイオン(陰イオン、アルカリ性)の両極を持つ性質を利用し、微弱電流でビタミンCを送り込むというもの。そのプロセスを簡単に説明すると以下のとおりです。

  • 表面に近い角質層はプラスイオン、その内側の顆粒層はマイナスイオン。
  • たがいに反発しあうふたつの層の間には電気の膜ができていて、美容成分の浸透を邪魔している。
  • ビタミンC誘導体はマイナスイオン。
  • イオン導入器から発生する微弱電流が、ふたつの層を中性に近づけ、反発を弱める。
  • さらにマイナス電荷の電流を流すことで、同じマイナス性質のビタミンC誘導体は反発し、肌の奥へと浸透する。

実際、高級美容サロンでは必ず用いられるこのイオンを使った浸透導入方式が、現在効果が最も高いことが確認されています。

ビタミンCの“カプセル”

「直接届けるのは無理」という、これまでの理論を覆す商品がではじめています。それが、なんらかのかたちでピュアなビタミンCを閉じ込め、肌の奥で“解放”するという、いわば“カプセルタイプ”のものです。その生産技術は、メーカーそれぞれの独自手法によるものなので、その性質も同一ではありません。

また、ビタミンC誘導体より優れているところとして、肌の奥まで届いたら、カプセルは一気に溶けてしまうのではなく、とどまりながら徐々にビタミンCを放出することで、効果が長時間つづくという点が挙げられています。なかには、バイオ融合技術を用いてビタミンCを“カプセル化”したアイテムもあります。

この製品のメリットは、体内の老廃物、つまり肌トラブルの大本の原因とビタミンCをイオン交換し放出するため、無駄に溶け出すことがなく、より長時間にわたり肌にとどまり続ける点です。このように、最近のビタミンC化粧品は、いかに肌の奥まで浸透するかにフォーカスしたものもありますので、みなさんの望む用途にあわせたアイテム選びが必要です。

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